相場が回復しても、利益確定すべきでない理由とは?

2024
9
17
17:00
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この記事のポイント

人は相場の下落後、値が戻ってきた時に売却したくなる……

資産運用を続けていると、下落局面から回復局面へと転じて損益がプラスになったときに「利益が出ているうちに売ってしまおう」(利益確定売り)と思うことがあります。

たとえば、2024年7月〜8月に世界の株式を中心とした大幅な下落と円高局面がありました。この短期間の間に米国株式(S&P500)は約8.4%も下落、日本株式(TOPIX)に至っては約23.3%も下落しましたが、その後すぐに回復しました。

※図1について、S&P500、TOPIXおよび米ドル/日本円 為替はBloomberg社が提供する2024年7月16日~2024年8月30日までの日次データを基に、2024年7月16日を基準としてFOLIOにて作成したものです。小数第3位以下を切り捨てて表示しています。

このような回復する局面で人は「相場が回復して利益が出ている。また損益がマイナスになってしまうと困るから売ってしまおう」と考え、資産を売却(利益確定売り)して運用をそこで止めてしまいがちです。

しかしそのようなときに一度考え直していただきたいことがあります。

30年間で世界の株式は約◯倍成長している

短期的に損益がマイナスからプラスに転じる状況になると、売却したくなりがちですが、そこで改めて考えていただきたいのが、長期的な視点に立った時のメリットです。

以下のグラフは、1994年6月末から2024年6月末という30年間における、世界の株式(MSCI)および日本の株式(TOPIX)の推移を表したものです。

途中リーマン・ショックやチャイナ・ショックおよびコロナ・ショックなど大きく下落する場面があったものの、日本の株式は30年で2.7倍、世界の株式に至っては16.7倍にまで成長しています。

※図2について、世界株式は、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算)、日本株式は東証株価指数(TOPIX、配当込み)の月次データを用いて、1994年6月末時点の数値を100とし、2024年6月末までの推移を比較したものです。グラフはBloomberg社が提供するデータを基にFOLIOにて作成したものです。小数第2位以下を切り捨てて表示しています。

ですから、わずか数か月や数年という単位の運用期間で売却してしまうと、長期で運用していたら得ることができたかもしれない大きなリターンを逃してしまう可能性があります。なので数か月という単位で運用をするのではなく、もっと長期的な視点に立って資産運用をすることが大切なのです。

そして将来に向けた資産形成は、長期的な視点に立ちながら、AIを活用して世界の主要な資産に自動で投資を行う、AI投資ROBOPROにおまかせすることをおすすめします。

1年以上運用している人の◯◯%がプラスリターン

ROBOPROはAI(人工知能)を活用し、金融市場を予測しながら、投資対象である8つの資産の比率を大胆に変更することで、パフォーマンスの最大化を目指す資産運用サービスです。

ROBOPROは、長く安心して資産運用を続けていただくために、AIの将来予測を活用して市場環境に応じた最適な投資配分の実現を目指しています。

その結果が表れている一例が下のグラフです。このグラフは、ROBOPROのサービスリリースから2024年8月末までの、本サービス利用者の運用期間別におけるパフォーマンス分布です。

※2020年1月15日にサービスをリリース。2024年8月30日までにROBOPROで運用を開始し、2024年8月31日時点においてROBOPROの運用資産残高がある口座について、その運用期間と損益率を集計しています。
※当該実績は過去のものであり、将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

一番左の「3か月未満」の棒グラフを見ると、2024年8月頃に発生した世界的な株安の影響を受けて、約60%のユーザーがマイナスリターンになっています。

しかし一方で、「1年以上2年未満」の棒グラフを見ると約99.8%の人がプラスリターンになっており、さらに運用期間が長くなるとプラスの幅が大きくなっていくのが確認できます。

この結果から一時的な下落に不安を抱いたり、一時的に相場が上昇したからといって利益確定売りをせずに、長期的な視点に立ってリターンの着実な積み重ねに期待することが大切です。

(以下のコラムも是非ご参考ください)

迷っている暇はない!? 今すぐ始めて時間を味方につける 市場に“居続ける”という投資戦略

おわりに

長期的な視点で運用を続けていると、今後も様々な「◯◯ショック」と呼ばれる下落局面に遭遇するでしょう。しかしそれらの下落は一時的なものであると捉え、相場の先を読みながら運用を続けているROBOPROと共に下落局面を乗り切りながら、長期的な資産形成を心がけていきましょう。

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