この記事のポイント
日本時間の2025年4月3日にトランプ米政権が発表した相互関税が市場の想定を上回る厳しい内容だったことで市場が大きく動揺しました。
発表を受けて、日本株式市場の指標であるTOPIXは約3.0%、欧州株式市場の指標であるSTOXX600指数は現地通貨建てで約2.5%、そして米国株式市場の指標であるS&P500指数は現地通貨建てで約4.8%下落しました。
一方で中国株式市場の指標である上海総合指数は現地通貨建てで約0.2%、インド株式市場の指標であるインドSENSEX指数は現地通貨建てで約0.4%と比較的小幅な下落に留まりました。
また為替は、米長期利の低下で日米金利差が縮小したことなどを受けて、149円台から一時145円台まで円高・ドル安が進みました。
ROBOPROもこのような市況下でマイナスの影響を受けているため、ご不安を感じている方もいらっしゃるかと思います。そこで、資産運用についてどのように考えるべきか、改めて振り返ってみましょう。
※ 数値はBloomberg社が提供するデータを基に計算したものです。
※ 信頼できると考えられる情報を用いて作成しておりますが、情報の正確性、完全性等について保証するものではありません。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。
短期的な変動を乗り越え、続けることが資産形成の近道
資産運用を長期で続けていると、大きな下落局面に直面することは避けて通れません。しかし、そのような時こそ落ち着いて対応することが重要であると考えます。
ROBOPROでは、安心して長く運用を継続していただけるように、AIの将来予測を活かして市場環境に合わせた最適な投資配分の実現を目指しています。
実際に、サービスリリースから約5年2か月が経過した2025年3月末時点における運用期間別のROBOPRO利用者*の損益率分布は以下の通りです。
特に運用期間が6か月未満ではマイナスリターンとなっているケースも見られますが、そのマイナス幅は5%未満に収まっています。また運用期間が長くなるにつれてマイナスリターンとなっている割合は大きく減少していき、2年以上運用を続けた場合にはすべてプラスリターンになっています。

*2025年3月末時点においてROBOPROの運用資産残高があり、過去に部分売却や全売却を行っていない口座について、その運用期間と損益率を集計しています。数値は小数第3位以下を切り捨てて表示しています。過去の運用実績は将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。
また、運用期間が長くなるにつれてプラス幅が大きい方の割合が増えていることも確認できます。たとえば30%以上のプラスリターンとなっている利用者の割合は、3年以上運用を続けている場合には7割強、5年以上では9割強となっています。
この結果から、ROBOPROにおいても、資産運用を行う上では長期目線で取り組むことが大切であることが分かります。
ROBOPROは足もとで下落も、年初来で比較的堅調なパフォーマンス
ROBOPROも短期的な相場変動を受けて下落していますが、年初来の動きを確認してみましょう。
以下は、年初来のROBOPROと一般的なロボアドバイザー、各投資対象資産(円建て)の騰落率の推移を表したグラフです。
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2月の中旬頃より米国株式が下落を始め、広く市場が動揺している状況が継続していますが、ROBOPROは比較的堅調に推移していました。
同期間においては、リスク回避の資金が金に流入したこと等で金が値上がりしましたが、ROBOPROは金を1月から3月末にかけて3割ほど継続して保有していました。また、特に下落幅が大きかった米国株式への集中投資を行っていたわけではなく、国や地域による相場変動の違いを踏まえて、株式資産のなかでも分散を強めていたことも奏功しました。
足もとでは、株式資産の比率が高かったことを受けて短期的には下落していますが、総じて一定の分散投資の効果が発揮されたと言うことができます。
これらの投資配分の状況や最新のパフォーマンス、マーケット変動による影響等については、【ROBOPRO実践編】セミナーなどでも詳しく解説いたしますので、是非ご参加ください。
※過去の実績は将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。AI予測の好事例のみを示しており、市場動向等によっては上記のような運用ができない場合があります。
※2024年12月30日から2025年4月3日までROBOPROに投資していた場合の運用実績です。運用手数料を年率1.1%(税込)徴収し、リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定して計算しています。分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れ、リバランスにより再投資したと仮定して計算しています。分配金やリバランス時の譲渡益に係る税金は考慮していません。計算後の数値の小数第3位以下を切り捨てて表示しています。
※2024年12月30日から2025年4月3日までの一般的なロボアドバイザーの運用シミュレーションです。
※一般的なロボアドバイザーの運用シミュレーションについて
計算後の数値の小数第3位以下を切り捨てて表示しています。「一般的なロボアドバイザー」とは、利用者がリスク許容度に応じて設けられている複数の運用コースの中から一つのコースを選択し、一般的な運用アルゴリズム(ノーベル賞を受賞した理論に基づき、金融機関において広く使われている平均分散法を採用。平均分散法における期待リターンはCAPMを用いて算出。)を用いて自動で運用を行う投資一任サービスのことを指します。本運用シミュレーションは、一般的な運用アルゴリズムでROBOPROと同じETFを運用したと仮定したシミュレーション結果です。リスク許容度はやや高めとし、5%~40%の保有比率制限を設けて最適ポートフォリオを算出しています。運用手数料を年率1.1%(税込)徴収し、リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定し、分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れリバランスにより再投資したと仮定して計算しています。分配金やリバランス時の譲渡益に係る税金は考慮していません。
※グラフは「米国株式」「新興国株式」「金」について、「(2025年4月3日時点の円建ての資産額/2024年12月30日時点の円建ての資産額)-1」で計算したものを%表示しています。グラフ上で表示している割合は年率ではありません。計算後の数値の小数第3位以下を切り捨てて表示しています。
※金の騰落率については投資対象としている2つの米国ETFの騰落率を投資配分変更時の最適比率に応じて加重平均して算出しています。
短期的な相場変動に惑わされずに長期的な運用を
短期的な相場変動が発生した際には、過度に悲観的な情報が溢れる傾向にあります。そのような時でも、分散効果を発揮するROBOPROを是非ご活用いただき、資産形成の近道として運用を継続いただけると幸いです。
ROBOPROのセミナーも開催しています。
ROBOPROではAIによる予測技術を利用して最新のポートフォリオを提供しています。また、マーケット状況を踏まえたROBOPROの運用状況や投資配分の解説などについて詳しく知りたい方は是非セミナーにもご参加ください。