この記事のポイント
AI投資で好パフォーマンスを目指すROBOPRO(ロボプロ)は、2023年1月15日でサービス開始から3年が経過し、同期間のパフォーマンスは+39.46%※1となりました。
※過去の運用実績およびAIによる相場予測は将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。本文およびグラフ上で表示している割合は年率ではありません。計算は円建てで、資産評価額/当初投資額-1で行なっています。
この期間のリターンについて一般的ロボアドバイザー※2およびTOPIXと比較したのが以下のグラフで、対一般的なロボアドバイザーで16.6%、対TOPIXで29.52 %の差となりました。※3
また以下は、直近6か月、1年、2年、およびROBOPROリリース来におけるROBOPROと一般的なロボアドバイザーおよびTOPIXとを比較した表です。各期間での比較においても、ROBOPROの運用実績は一般的なロボアドバイザーおよびTOPIXよりも好パフォーマンスとなりました。
※1 ROBOPRO運用実績について
サービス開始当初(2020年1月15日)から表示日まで、ROBOPROサービスに投資していた場合のパフォーマンスです。運用手数料を年率1%(税込1.1%)徴収し、リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定して計算しています。分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れ、リバランスにより再投資したと仮定して計算しています。
※2 「一般的なロボアドアドバイザー」の運用シミュレーションについて
一般的なロボアドバイザーとは、利用者がリスク許容度に応じて設けられている複数の運用コースの中から一つのコースを選択し、一般的な運用アルゴリズム(ノーベル賞を受賞した理論に基づき、金融機関において広く使われている平均分散法を採用。平均分散法における期待リターンはCAPMを用いて算出。)を用いて自動で運用を行う投資一任サービスのことを指します。本運用シミュレーションは、一般的な運用アルゴリズムでROBOPROと同じETFを運用したと仮定したシミュレーション結果です。リスク許容度はやや高めとし、5%~40%の保有比率制限を設けて最適ポートフォリオを算出しています。2020年1月15日から表示日まで、運用手数料を年率1.1%(税込)徴収し、リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定し、分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れ、リバランスにより再投資したと仮定して計算しています。
※3 ROBOPROサービスに投資していた場合の運用実績+39.46%とTOPIX+9.93%との比較が+29.52%、一般的なロボアドバイザーの運用シミュレーション+22.86%との比較が+16.6%です。小数点以下第3位を切り捨てて計算している箇所があるため、小数点以下第2位の数値が必ずしも一致しない場合があります。
そして以下が2020年1月末〜2022年11月末における、ROBOPROと弊社の「おまかせ投資」および他社の主要ロボアドバイザーのリスクおよびリターンの分布を表したグラフです※4。本グラフの横軸は「年率リスク」で、縦軸は「年率リターン」です。横軸は右にいけばいくほどリスクの高い商品で、縦軸は上にいけばいくほどリターンの高い商品であるという意味です。ROBOPROの数値をみると、当該期間においてリスクが12.10%でリターンが15.30%であり、他のロボアドバイザーと比較してリスクは抑えつつもリターンは相対的に高い効率の良い運用をおこなったと評価できます。
※4 本グラフについて
・将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。
・本グラフは各社が情報開示の更なる向上に関する共同宣言に基づき開示している運用実績に係る情報をもとに、FOLIOにて作成したものです。 各サービスのリスク・リターン(年率)については、2020年1月末~2022年11月末までの月次リターンにかかる運用実績データ(円建て、コスト控除後)を基にFOLIOにて算出した値であり、各社が展開する複数の運用コースの全ての値を表示しています。なお、リスク(年率)については、月次リターンの標準偏差を年率換算した値を用いています。信頼できると考えられる情報を用いて算出しておりますが、情報の正確性、完全性等について保証するものではありません。
・ROBOPRO、おまかせ投資のリスク・リターンについては、2020年1月末から2022年11月末まで、ROBOPROサービスとおまかせ投資サービスに投資していた場合の運用実績をもとに算出された当該期間のリスク・リターンを、年率換算した数値を示しています。おまかせ投資は複数の運用コースの全ての値を表示しています。運用実績を算出するにあたっては運用手数料を年率1.1%(税込)を徴収し、リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定して計算しています。算出は円建てで、分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れ、リバランスにより再投資したと仮定して計算しています。分配金やリバランス時の譲渡益にかかる税金は考慮していません。数値は小数第3位以下を切り捨てて表示しています。
AI投資で好パフォーマンスを目指すROBOPROに期待できること
ROBOPROはあらゆる局面で好パフォーマンスを目指しており、そのために主に「3つの特徴」に期待しています。
- 危機察知
- 景気循環の予測
- 金融環境の変化への対応
2020年1月15日のサービス開始から3年が経過し、この3年間の運用実績が比較的に好パフォーマンスとなったのはこの3つの特徴がうまく働く局面があった結果とも言えます。
本記事では、ROBOPROに期待できるこれら3つの特徴について解説していきます。
好パフォーマンスを目指すROBOPRO 3つの特徴①危機察知
ROBOPROは危機を察知して下落幅を抑えた資産比率にすると同時に、その後の反動局面を見極めて攻めの資産比率に変更することで効率的にリターンを獲得することを目指しています。
その例が2020年2〜3月に発生した「コロナ・ショック」における局面です。
・上段のグラフは、「※1」に記載の方法にて、計算対象期間を2020/1/15~2020/5/31として計算したものです。
・「米国株」のリターンはBloombergが提供するVTI(円建て)の時価データを用いて、2020/1/15の値を0として算出しています。
・下段のグラフは同期間において実施されたリバランス時点の資産比率を示すものです。
・AI予測の好事例のみを示しており、市場動向等によっては上記のような運用ができない場合があります。AI予測および運用実績は将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。
・毎月の運用実績は、HPに掲載しているパフォーマンスレポートをご確認ください。
まだ株式等が下落を始める前の2020年2月18日(上記グラフ①)に事前に危機を察知し、株式の保有比率を下げて債券の保有比率を上げて守りの姿勢になりました。
その後「コロナ・ショック」が発生して株式を中心に資産が大きく下落、米国株式は表示の期間において約32%下落しましたが、ROBOPROは株式の保有比率を下げていたため、一般的なロボアドバイザーと比較して下落幅を抑えることができました。
そしてその後、コロナ・ショックにおける相場の底を見極めて、3月19日(上記グラフ②)には債券の保有比率を減らして不動産を組み入れ、米国株式の保有比率を徐々に増やしていった結果、上昇局面に乗ることができました。
このように、ROBOPROは危機を察知して守りの姿勢にして下落幅を抑え、その後の反発局面を見極めて攻めの姿勢に転じることで、効率的にリターンを獲得することを目指しています。
好パフォーマンスを目指すROBOPRO 3つの特徴②景気循環の予測
一般的に景気の局面は、「回復」「好況」「後退」「不況」の順番で循環します。ROBOPROは投資対象となる国や地域ごとの「景気の波」を予測し、投資配分を変化させます。例えば米国が好景気を迎えると判断したら、米国株式の保有比率を高める等の変化が期待できます。
以下のグラフは、2020年11月末から2021年5月末の期間におけるROBOPRO、一般的なロボアドバイザー、金のパフォーマンス推移です。
・上段のグラフは、「※1」に記載の方法にて、計算対象期間を2020/11/30~2021/5/28として計算したものです。
・「金」のリターンはBloombergが提供するGLD(円建て)の時価データを用いて、2020/11/30の値を0として算出しています。
・下段のグラフは同期間において実施されたリバランス時点の資産比率を示すものです。AI予測の好事例のみを示しており、市場動向等によっては上記のような運用ができない場合があります。AI予測および運用実績は将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。
・毎月の運用実績は、HPに掲載しているパフォーマンスレポートをご確認ください。
この期間でROBOPROは、コロナワクチンの普及等に伴い本格的に景気が回復すると予測し、①で示しているように株式の比率を高めに維持しています。
また、景気回復局面の終盤で上昇する傾向のある金の保有率を高めたことが奏功しているのも②で見て取れます。そしてこれらの判断が功を奏し、③のように2020年11月末から2021年5月末の6か月で約+20%のリターンを獲得することができました。
好パフォーマンスを目指すROBOPRO 3つの特徴③金融環境の変化への対応
金融資産の価格形成は、景気動向の影響だけを受けているわけではなく、経済と金融環境(金融引き締めや金融緩和など)の繊細なバランスの上に成立しています。
ROBOPROのAIは金利動向などを分析し、そのバランスを正確に捉えて金融環境の変化に対応することを目指します。
以下のグラフは、2021年12月末〜2022年3月末におけるROBOPRO、一般的なロボアドバイザーおよび米国株式の推移です。
・上段のグラフは、「※1」に記載の方法にて、計算対象期間を2021/12/30~2022/3/31として計算したものです。
・「米国株式」のリターンはBloombergが提供するVTI(円建て)の時価データを用いて、2021/12/30の値を0として算出しています。
・下段のグラフは同期間において実施されたリバランス時点の資産比率を示すものです。AI予測の好事例のみを示しており、市場動向等によっては上記のような運用ができない場合があります。AI予測および運用実績は将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。
・毎月の運用実績は、HPに掲載しているパフォーマンスレポートをご確認ください。
この時期はまず、2022年の1月に米国株式が大きく下落しました。しかしROBOPROはこの局面で米国株式の下落を予測、事前に米国株式の保有比率を0%にしていたため、下落幅を抑制することができました(上記①)。そして下落後の反発局面(上記②)においては米国株式を保有し、上昇の恩恵を享受できました。
FOLIOからのメッセージ
ROBOPROリリース後の3年間を振り返ると、コロナショックという相場の大幅下落局面や、その後の相場回復局面、世界的な金利の急激な上昇に伴う相場調整局面など、多様な相場展開がありました。
そうした様々な局面においてROBOPROは、AIによる相場予測を元に臨機応変に対応した結果、一般的なロボアドバイザーと比較して好調なパフォーマンスを残すことが出来ました。
リリース来3年の運用実績を受け、FOLIOはROBOPROのAIが相場対応力の高い「AI投資」を実現出来ていると考えており、今後もROBOPROがみなさんの資産形成の一助となれば幸いです。
引き続きご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
※なお、本記事は期間内におけるAI予測の好事例のみを示しており、市場動向等によっては上記のような運用ができない場合があります。AI予測は将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。毎月の運用実績は、HPに掲載しているマンスリーレポートをご確認ください。