他のロボアドとFOLIOのAI投資 ROBOPROの違いとは?

2024
12
11
15:00
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この記事のポイント

FOLIOが提供しているROBOPROは、一般的に「ロボアドバイザー」と呼ばれる金融サービスの一つです。セミナー等で

「よくあるロボアドバイザーと同じですよね?」
「他のロボアドバイザーとどう違うんですか?」

といったご質問をよくいただいたり、様々なメディア等でも「一般的なロボアドバイザー」と一緒のような説明がされていたりすることがあります。しかしROBOPROには一般的なロボアドバイザーとは異なる特徴があります。そこで本コラムでは、ROBOPROの特徴と一般的なロボアドバイザーとの違いについて解説します。

そもそもロボアドバイザーとは?

そもそも、「ロボアドバイザー」とは、サービスを提供している金融機関のウェブサイト上などでいくつかの質問に答えるだけで、最適な資産運用を自動でおこなってくれる個人向けの金融サービスです。

世の中には様々なロボアドバイザーがあり、投資対象とする資産や運用手法等が異なります。

中でも一般的なものは、ユーザーの投資目的や運用期間等に関する簡単な質問を通じてユーザーのリスク許容度(価格変動にどれだけ耐えられるか)を測り、その結果に基づいてあらかじめ定められた複数の運用コースの中から適当なものが提案され、自動で運用が行われるサービスです。

なお、広義ではロボアドバイザーには助言型と一任型があり、一般的なロボアドバイザーやROBOPROは後者に含まれますが、本コラムでは説明を割愛します。

一般的なロボアドバイザーの運用の特徴

ロボアドバイザーが提案するポートフォリオを構成する投資対象としては、株式、債券、不動産や金などで、これらを分散して投資するのが一般的です。

たとえば、リスク許容度の高い方向けのコースでは、比較的リスクが高いとされる株式や不動産を中心とした投資配分で運用されます。一方でリスク許容度の低い方向けのコースでは、比較的リスクが低いとされる債券や金などのウェイトが高い投資配分で運用されます。

一般的なロボアドバイザーの運用における大きな特徴として、最初に設定されたリスク水準を保つように投資配分を決めているので、定期的な調整はおこなわれるものの、基本的に一定の比率を保つような運用がおこなわれている傾向にあります。以下の棒グラフは、2020年1月から2024年12月における「一般的なロボアドバイザー」の資産比率の推移ですが、保有比率をあまり変更せずに運用していることがわかります。

※「一般的なロボアドバイザー」の投資配分シミュレーションについて:「一般的なロボアドバイザー」とは、利用者がリスク許容度に応じて設けられている複数の運用コースの中から一つのコースを選択し、一般的な運用アルゴリズム(ノーベル賞を受賞した理論に基づき、金融機関において広く使われている平均分散法を採用。平均分散法における期待リターンはCAPMを用いて算出)を用いて自動で運用を行う投資一任サービスのことを指します。本シミュレーションは、一般的な運用アルゴリズムでROBOPROと同じETFを運用したと仮定した結果です。リスク許容度はやや高めとし、5%〜40%の保有比率制限を設けて最適ポートフォリオを算出しています。

相場が変化した時の対応は?

一般的なロボアドバイザーは、相場が堅調なときも軟調なときも、ポートフォリオを大きく変えず、リスク許容度に応じた最適な投資配分での運用を継続することを目指します。

なお、自動で定期的なメンテナンスが行われますが、前段落の棒グラフで示したとおり、投資配分は大きく変わらない傾向にあります。

しかし例えば、比較的リスクの高いコースで運用をしていたとしても、相場が急激に下落した際には下落を抑えてくれるようなリスクが低い運用をして欲しいと感じたり、比較的リスクの低いコースで運用をしていても、株式市場が上昇を続けている状況では、そのトレンドに追従してくれるような運用をして欲しいと期待するのは自然な感情ではないでしょうか?

もし、一般的なロボアドバイザーで上記のような運用をする場合は、投資環境を分析したうえで、自分でコースを変更する必要がありますが、その判断には難しさがあります。

ROBOPROは、相場の変化に対応しながら運用

その一方でROBOPROは、AI(人工知能)を活用し金融市場を先読みをして、その予測に基づき定期的(基本は一ヶ月に一度)に投資配分を変更します。

相場が上昇しそうであれば事前に積極的な投資配分に変更する等、相場に合わせて機動的な対応を行うことで、資産拡大の機会を積極的に狙います。

そのため、リスク許容度別のコースは用意しておらず、1コースのみをご提供しています。

以下のグラフは、先の棒グラフと同じ2020年1月から2024年12月における、ROBOPROの投資配分の推移を示したグラフです。

ROBOPROの投資配分の推移について:各月に適用される投資配分の変更時点(ex.2024年12月は2024年11月29日時点)の比率を示しています。2022年6月と11月、2024年11月は毎月の投資配分の変更とは別に、臨時で投資配分の変更を実施しています。

先に示した一般的なロボアドバイザーの投資配分の推移が比率をほぼ変えずに運用していたのに対して、ROBOPROはダイナミックに投資配分を推移させながら運用をしてきており、その違いは一目瞭然です。

つまりROBOPROは、一般的なロボアドバイザーとは異なり、投資環境の判断と市場環境に合わせたコースの変更も含めて、すべてお任せいただける金融サービスと考えることができます。

AI予測を活用した投資配分変更がパフォーマンスに寄与

一般的なロボアドバイザーと比較して、大きく投資配分を変更させながら運用をしているROBOPROですが、ではこの変更がパフォーマンスにどのような影響を与えているのでしょうか。

以下はROBOPROをリリースした2020年1月から2024年11月までのパフォーマンス推移を一般的なロボアドバイザーとの比較で示したグラフです。

ROBOPROのパフォーマンスは、同期間において一般的なロボアドバイザーよりも約22%上回っており、しっかりとROBOPROがAI予測を活用して、マーケットの状況に合わせて投資配分を変更させながら運用してきた結果が出ていると言えます。

※ ROBOPRO運用実績について
サービス開始当初(2020年1月15日)から表示日まで、または表示している期間において、ROBOPROサービスに投資していた場合のパフォーマンスです。運用手数料を年率1.1%(税込)徴収し、リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定して計算しています。分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れ、リバランスにより再投資したと仮定して計算しています。分配金やリバランス時の譲渡益に係る税金は考慮していません。小数第3位以下を切り捨てて表示しています。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。
※「一般的なロボアドバイザー」の運用シミュレーションについて
「一般的なロボアドバイザー」とは、利用者がリスク許容度に応じて設けられている複数の運用コースの中から一つのコースを選択し、一般的な運用アルゴリズム(ノーベル賞を受賞した理論に基づき、金融機関において広く使われている平均分散法を採用。平均分散法における期待リターンはCAPMを用いて算出。)を用いて自動で運用を行う投資一任サービスのことを指します。本運用シミュレーションは、一般的な運用アルゴリズムでROBOPROと同じETFを運用したと仮定したシミュレーション結果です。リスク許容度はやや高めとし、5%~40%の保有比率制限を設けて最適ポートフォリオを算出しています。運用手数料を年率1.1%(税込)徴収し、リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定し、分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れリバランスにより再投資したと仮定して計算しています。分配金やリバランス時の譲渡益に係る税金は考慮していません。小数第3位以下を切り捨てて表示しています。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

なお、過去ROBOPROがどういう局面でどのような対応をしてきたのか、こちらのコラムで具体例を示しながら解説しています。

またROBOPROの投資配分の変更が本当に効果があるのかについて検証したこちらのコラムもご参考ください。

(参考)ROBOPROと一般的なロボアドバイザーの違いの比較

市場を先読みして運用を続けるROBOPROで、長期的な資産形成を

資産形成をおこなう際には、長期的な視点で考える必要がありますが、長く市場に居続けると、「リーマンショック」や「コロナ・ショック」のような危機に遭遇することがあります。

しかし資産形成においてROBOPROを活用していただくことで、下落局面では下落幅を抑え、上昇局面では積極的にリターンを獲得するような運用を期待することができます。

一般的なロボアドバイザーとは異なり、AI予測を活用したROBOPROならではの特徴をご理解いただき、新たな資産運用の手段として本サービスを皆様の資産形成にお役立ていただければ幸いです。

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