この記事のポイント
将来の自分に向けて貯蓄することも大切ですが、超低金利時代が続く中で、
「普通預金に預けてもな……」
とお悩みの方に、今回は「投資をはじめる」という選択肢について解説します。
でも「投資」と聞くと、
「専門的な知識が必要そうで面倒くさそう」
「損をしてお金がなくなってしまいそう」
「興味はあるけど、何をどう始めたらいいかわからない」
と悩む人もいるかもしれません。
そこで本記事では、そんな悩みや疑問に答えていきたいと思います。
疑問その1)
投資って損をして資産が無くなってしまうんじゃないですか?
確かに投資にはリスクが伴うので、必ず利益が出る保証はありません。しかし正しい視点と考え方を身につければ、リスクを軽減できる可能性があります。
その視点の一つが数か月や数年という短期的な視点でなく、20年、30年という「長期的な視点に立った投資」です。
以下のグラフは1991年〜2021年における、世界と日本の株式の推移を示しています。1991年を100として、どのように世界株、日本株が上下してきたかを表しています。
※期間:1991年12月末~2021年12月末
・世界株は、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算)を、日本株は東証株価指数(TOPIX、配当込み)を用いて、1991年12月末時点の数値を100として比較したものです。
・当該実績は過去のものであり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
このグラフを二つの視点で見てみましょう。
一つは短期的な視点、つまり2008年頃に起きた「リーマン・ショック」および2020年に起きた「コロナ・ショック」の部分に注目することです。この時期(1〜3年)を見るとたった数年で大きく下落しているのがわかります。
もう一つは長期的な視点、つまり1991年〜2021年という30年の視点だと、途中に暴落する局面があったけれど、最終的に世界株は10.3倍に、日本株は1.8倍になっています。
つまり過去30年間においては、短期的には相場の動の影響で資産は上下に揺れ動きますが、長期的視点に立つと世界経済の成長に合わせ、世界の株式市場は右肩上がりなったことがわかります。
この過去の事例を踏まえると、もし人類がこれからも成長をしつづけ世界経済が発展すれば、長期的な視点に立つと今後も右肩上がりになることが期待できる、ということです。
疑問その2)
投資に興味があるけど、何を買ったらいいかわからない
株式や不動産、債券や金や投資信託など、世の中には様々な投資対象があり、何に投資するべきなのか、初心者には難しいかもしれません。
ここで大切なのが「分散投資」の考え方です。
投資の世界には「卵は一つのカゴに盛るな」とう格言があります。卵は一つのカゴにまとめて入れておくと、何か起きた時に全部割れてしまいますが、分けていれば一部は割れますが一部は割れずに済みます。
この考え方と同じように、投資も一極集中で投資をするのでなくて、色々な資産に分散して投資をすることが大切です。
では、どんな資産に分散投資をすればいいのでしょうか?
以下の表を見てください。数字ばかりで難しそうですが、とてもシンプルです。例えば一番左の「2008年」の箇所を見てみましょう。この年はリーマン・ショックの影響で「米国株」が38.35%も下落している一方で「安全資産」と言われる「金」が4.92%上昇しています。
また一方で2013年を見ると、「米国株」が30.90%上昇していますが「金」は28.33%も下落しています。
※ 図内の金額均等とは、各年におけるすべての資産の平均のパフォーマンス値です。
他の年も見比べてみると「年によって上がる資産や下がる資産は変化する」ことがわかります。しかも何が上下するかは不規則的で予測するのは難しいので、一つに集中するのでなく、色々な資産に分散投資することが大切なのです。
疑問その3)
投資を始めるタイミングはいつがベストなの?
マーケットは様々な要因で上下しているので、初心者が適切な投資タイミングを判断するのはかなり難しいものです。ですからタイミングを考えるよりも、「定期的に決まった額を投資し続ける=積立投資を続ける」ことをお勧めします。
積立投資のメリットは、相場の変動に左右されずに、定期的に決まった額で資産運用がおこなえる点です。そこで覚えておきたいのが「ドル・コスト平均法」という考え方です。
下の図はドル・コスト平均法をわかりやすく説明したもので、一番左が「投資する月」、その右が「その月のある金融商品の価格」です。
まずこの金融商品を最初に¥240,000で一括購入して運用した場合を考えます(青色のエリア)。1月にこの商品の価格は¥1,000でしたので240購入することができました。
一方で「ドル・コスト平均法」による積立投資の場合ですと(黄色のエリア)、毎月¥20,000を12回に分けて合計¥240,000投資をしています。
この場合、金融商品はその時々で価格が変わりますので、図のように1月には¥1,000でこの商品を20購入し、2月には¥800でこの商品を25購入し……と最終的に¥240,000で252購入しているのがわかります。
そして最後に一番下の緑色の箇所ですが、これはドル・コスト平均法で購入した場合と、一括で購入した場合との「平均購入単価」です。一括購入した場合の単価が¥1,000なのに対し、ドル・コスト平均法だと約¥952になっています。
つまり、例のように金融商品の価格が推移したと仮定してドル・コスト平均法で購入した場合、価格が高いときは少なく買い、安い時は多く買うことで、一括で購入した場合と比較して購入単価を安く抑えられることができた、ということです。
このように、「長期的な視点」と「グローバルに分散投資」に加えて「定期的に積立投資をおこなう」ことを意識した資産運用を始めてみましょう。
疑問その4)
色々な資産に投資ってどうやるの?
さきほど、投資は一点集中より分散して投資する方がリスクを回避できる可能性が高まることを話しました。
しかし、これを自力でやる場合、投資対象の地域や銘柄を選び、それを注文して……と結構手間とコスト(手数料等)がかさむことは想像できると思います。
そこで、面倒な売買や難しい分析をやらずに、おまかせで投資をおこなえる金融商品の一つがFOLIOの「ROBOPRO」です。ROBOPROは株式や債券、不動産など、最大8種類のETF(上場投資信託)に分散して投資をおこなっています。
また積立額と引き落とし日を設定すれば、自動で積立投資もおこなえます。そしてROBOPROはAI(人工知能)を活用して、分散している色々な資産の比率を定期的に変更しています。こうすることで、より良いパフォーマンスを目指しながら、長期的な視点に立った資産形成をおこなうことができます。
欲しいものを買ったり、好きな場所に行って自分に投資をおこなうことは大切です。しかしこれから先のことを考えて、今から少しずつでも給料の一部を定期的に資産運用に回すことで、将来の資産作りをスタートさせるのも、良い選択なのではないでしょうか?