この記事のポイント
証券口座を開設してみたものの、実際に運用を始めるのに二の足を踏んでいるうちに、そのままになってしまっていませんか?「マーケット環境に不安があるのでいま始めて良いか悩む」や「もう少しまとまった資金が準備できてから始めようと思っている」という方は多いのではないでしょうか。
資産運用では「時間」を味方につけて、できるだけ長くマーケットに”居続ける”ことが重要です。そのためにも資産運用ではタイミングを計るのではなく、なるべく早く始めることにメリットがあると考えています。
本記事では、その理由について具体例を交えて説明します。
資産運用における信頼できる味方は「時間」
資産運用において、「銘柄選択」や「タイミング」など様々な要素がパフォーマンスに影響を与えます。
「銘柄選択」や「タイミング」を決めるには、事前に市場や各銘柄を十分に調査・分析して将来を予測する必要があります。しかし、調査や分析に依らずとも資産運用の味方となってくれる要素があります。それは運用をどのくらいの期間続けるか、つまり「時間」です。

※グラフはBloomberg社が提供するデータを基にFOLIOにて作成したものです。世界株式は、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算、月足)を用いています。信頼できると考えられる情報を用いて作成しておりますが、情報の正確性、完全性等について保証するものではありません。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。
上図は、1995年3月末から2025年3月末までの30年間で投資を行ったときの各運用期間の平均リターンおよび最大/最小リターンを示しています。
運用期間が短いほどタイミングによる影響を大きく受け、大きなマイナスリターンとなってしまう場合もあります。一方で、運用期間が15年を超えると、どんなに悪いタイミングで運用を開始したとしても一定のプラスリターンを確保できていたことが分かります。
まさにこれが「時間」による効果です。日本では少子高齢化が深刻な問題となっていますが、世界全体では人口成長が続くと予測されており、技術革新も常に進んでいるため、長期で運用を続けるほどその恩恵を享受できると考えられます。だからこそ「時間」は信頼できる資産運用の味方なのです。
マーケットに”居続ける”ことが重要
「時間」の効果は理解できても、やはりタイミングは気になってしまうかもしれません。
しかし、いくら慎重にタイミングを計ったとしてもそれが奏功するかは分かりません。むしろタイミングを計った結果、マーケットに参加するタイミングを逃してしまうかもしれません。
例えば、1995年3月末に世界株式に100万円を投資して2025年3月末までの30年間保有したとします。このとき、30年間(360か月)長期保有した場合と30年間のうち月間リターンが上位5位となった月のみ保有せず、そのリターンを逃してしまった場合との資産推移を比較します。

※グラフはBloomberg社が提供するデータを基にFOLIOにて作成したものです。世界株式は、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算、月足)を用いています。信頼できると考えられる情報を用いて作成しておりますが、情報の正確性、完全性等について保証するものではありません。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。
上図の通り、シミュレーションでは単に保有継続していれば100万円は17.6倍の約1,761万になっていました。
しかし、30年間でたった5か月(30年間のうち月間リターンが上位の5か月)を逃してしまっただけで約757万円と40%以上もパフォーマンスが悪化してしまう試算結果となりました。
タイミングを上手く計って、上昇する前に投資し、下がる前に投資を止めるようなことができれば良いですが、このタイミングを正確に予測するのは非常に困難であり、少しでもタイミングを誤れば、大きな代償を伴うこともあります。
このような逸失を防ぐには、下手にタイミングを計るのではなく、なるべく長くマーケットに”居続ける”ことが肝心であり、そのためにも資産運用は思い立ったときにまず始めてみることが大切と言えます。
ROBOPROでも運用期間に応じてプラスリターンが増加する傾向
ここまで世界株式を例にしてきましたが、グローバル分散投資を実現するAI投資 ROBOPROを利用した場合ではどうでしょうか。
ROBOPROでは、安心して長く運用を継続していただけるように、AIの将来予測を活かして市場環境に合わせた最適な投資配分の実現を目指しています。
実際に、サービスリリースから約5年2か月が経過した2025年3月末時点における運用期間別のROBOPRO利用者*の損益率分布は以下の通りです。
特に運用期間が6か月未満ではマイナスリターンとなっているケースも一定存在しますが、そのマイナス幅は5%未満に収まっています。また運用期間が長くなるにつれてマイナスリターンとなっている割合は大きく減少していき、2年以上運用を続けた場合にはすべてプラスリターンになっています。

*2025年3月末時点においてROBOPROの運用資産残高があり、過去に部分売却や全売却を行っていない口座について、その運用期間と損益率を集計しています。数値は小数第3位以下を切り捨てて表示しています。過去の運用実績は将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。
また、運用期間が長くなるにつれてプラス幅が大きい方の割合が増えていることも確認できます。たとえば30%以上のプラスリターンとなっている利用者の割合は、3年以上運用を続けている場合には7割強、5年以上では9割強となっています。
この結果から、ROBOPROにおいても、できる限り早く運用を開始して時間を味方につけることで、運用期間に応じたリターンの着実な積み重ねに期待できることが分かります。
ROBOPROを活用して「時間」を味方につける長期投資を
資産運用では、長期目線で「時間」を味方に付けることが肝心であり、そのためにもタイミングを計るのではなく、できる限り早くマーケットに参加してなるべく長く”居続ける”ことが重要だということをご説明してきました。
しかし「すぐに」「まとめて」投資をするのは心理的にハードルが高いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。その場合には、まずは小さな金額で始めて、積立投資や追加投資等で時間を分散しながら徐々に資産を積み上げていく方法がおすすめです。
ROBOPROではご自身のタイミングで追加投資を行うことは勿論、自動で毎月積立投資を行う機能もあります。
実際のROBOPRO利用者も、初回投資金額の平均は約48.9万円ですが、約44.6%の利用者が積立設定しており、その平均積立金額は約3.8万円です。結果として、追加・積立投資を含む平均累積投資額は約201万円となっています。(2025年3月末時点)

※2025年3月末時点においてROBOPROの運用資産残高がある口座について集計しています。「追加・積立投資を含む一人当たりの平均累積投資額」については評価額の変動は含みません。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。
このようにまずはできる範囲で運用を開始してから、積立投資や追加投資を活用しながら運用資産を積み上げていくことで、無理なく資産運用を続けることができます。
なかなか一歩を踏み出せなかった方も、「時間」を味方に付けるためにこの機会にROBOPROで運用を始めてみてはいかがでしょうか。