今回の投資配分変更のポイント
・3月の世界株式市場は、イランでの軍事衝突に伴う原油高騰等が影響して世界的に下落基調となり、為替は有事のドル買いで円安・ドル高に
・2026年4月の投資配分は、不動産を新たに組み入れて7資産構成とし、主に先進国株式の配分を大きく引き上げた一方で、米国株式や新興国資産の配分を引き下げ
・新興国資産を減らしつつ、米国株式と先進国株式を中心に株式資産の比率を7割超まで高める投資配分に
目次
マーケット環境の振り返り
2026年3月26日までの2026年3月の世界の株式市場は、2月末に米国・イスラエルがイランへの軍事侵攻を開始し、原油価格が高騰したこと等で景気の先行き不透明感が高まったことに加えて、戦争が長期化する場合の影響等も懸念されて軟調な展開となりました。国・地域別に確認すると、エネルギー輸入依存度の高い主要な先進国・新興国の株式市場は大きく下落した一方で、エネルギー純輸出国である米国の下落は相対的に小幅となっています。
為替市場は、地政学リスクや将来的な景気不安等に対して、基軸通貨のドルに資金が集まり、円安・ドル高が進んでいます。
金市場は、歴史的な高値水準となっていた中で、地政学リスクの高まりや原油価格高騰等に伴うリスクオフ局面に入り、一部の中央銀行が売却を行うなど資金流出が広がり、大きく下落しています。
このような投資環境下において実施されたROBOPROの2026年4月(2026年3月27日変更実施)の投資配分を解説します。
今回の投資配分変更の内容
今回の投資配分の変更では、新たに不動産をわずかに組み入れ、配分の高い順に米国株式、先進国株式、金、新興国債券、不動産、ハイイールド債券、新興国株式を保有する7資産構成となりました。
ROBOPROで活用されているAIに基づく各資産のリターン予測を比較すると、先進国株式や金の見通しが高位となりましたが、債券資産(米国債券、ハイイールド債券、新興国債券)の見通しが低位な傾向が継続しています。
そしてこれらの予測を踏まえて、金融工学に基づいたポートフォリオの最適化を行った結果、株式資産の比率を70%超として主に株式でリスクを取る配分としました。その中で、引き続き米国株式を中心としつつ、先進国株式の比重を高める投資配分となりました。

※上記投資配分について、2025年12月は12月1日、2026年1月は12月29日、2026年2月は1月29日、2026年3月は3月2日、2026年4月は3月27日のそれぞれの変更時点の比率を示しています。2025年2月は、通常の変更に加えて2月2日に臨時リバランスを実施しました。
※帯グラフの各数値は小数第2位以下を切り捨てて表示しているため、表示上の数値を合算しても100%にならず誤差が生じる場合があります。ただし、2025年12月の先進国株式については小数第2位まで表示しています。
AI予測および今回の投資配分変更の背景の考察
新興国資産を減らしつつ、米国株式や先進国株式を中心に株式資産の比率を7割まで高める投資配分に
今月の配分変更では、新興国資産を減らしつつ、先進国株式の配分を大きく増やすことで、株式の比重をより高める結果となりました。また、最新のマーケットデータを用いてAIによる予測を行った結果、株式を中心としながらも最終的に7資産に分散して資産間の分散を深めることとなりました。
米国株式は、他の株式資産が大きく下落する中、比較的緩やかな下落にとどまったことから、相対的な投資妙味が低下して比率を引き下げましたが、それでも中長期的な値ごろ感は継続しており、40%弱と引き続き最も多く保有する形になりました。
先進国株式は、年始からアジア・欧州各国で上昇基調が続いていましたが、イランにおける紛争が始まってから大きく下落したこと等を受け、短期的にも長期的にも投資妙味が増し、見通しが大きく改善しました。
新興国株式と新興国債券は、3月のリバランスで配分を増やしましたが、その後に発生した原油などのエネルギー価格の上昇等がいずれも逆風となり、配分を減らしました。
金は、3月下旬にかけて下落したこと等で短期的な魅力度が増しましたが、直近の値動きの荒さ等が考慮され、比率の変化は小幅にとどまりました。
全体として、原油高によるネガティブな影響が他の資産よりも強く示唆されている新興国資産を減少させ、米国株式と先進国株式を中心に株式資産を7割超保有する投資配分となりました。
ROBOPROの投資配分の変更は基本的に月一回(臨時リバランスを除く)行われております。
2026年3月の運用実績は近く公開予定のパフォーマンスレポートでお伝えいたします。
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