<ROBOPRO 2024年3月実績>金を中心に全資産が上昇、ROBOPROは1か月で+4.14%

2024
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16:00
Points of Monthly Report

今月のポイント

ROBOPRO 2024年3月のパフォーマンスは+4.14%

ROBOPRO(ロボプロ)は、AIによる予測技術を利用して期待リターンを算出し、積極的な利益の追求や損失の軽減を目指す資産運用サービスで、2024年3月31日でリリースから約4年2ヵ月が経過しました。

以下は直近1か月である2月29日から3月28日までのROBOPROと各資産の騰落率(円建て)です。(※2)

※1 ROBOPROの1か月のパフォーマンスは、直近1か月前の資産の評価額と2024年3月28日における評価額をもとに計算しています。表示している割合は年率ではありません。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。算出方法の詳細は※3をご確認ください。
※2 騰落率グラフは表示期間における各資産の価格を円建てで比較したものおよびROBOPROのリターンを示したものです。各資産の計算は、「(計算期間終了日時点の円建て資産額/計算期間開始日時点の円建て資産額)-1」で行っています。将来の傾向や運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

金を中心にすべての投資対象資産が円建てで上昇

2024年3月は、上旬から中旬にかけて日銀によるマイナス金利の解除観測から円高になるも、月末にかけて円安基調となり、最終的に円安・ドル高が0.93%進行しました。

株式市場においては、3月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で、2024年の利下げ回数の見通しが3回で据え置かれたことなどが好感され、米国市場を中心に上昇しました。

また、米国長期金利が低下したことで、金利のつかない資産である金の相対的な投資妙味が高まり、大幅に上昇しました。(上の棒グラフ)。

このような投資環境であった2024年3月における、ROBOPROの投資配分は以下でした。

米国債券、金、新興国株式、ハイイールド債券の比率順に4資産を保有

円グラフは3月1日時点での投資配分です(※3月1日の注文締切時刻までに注文したお客様に適用されます)。

今回の投資配分は、前月に投資していた新興国株式、米国債券、金の3資産のうち新興国株式の比率を大きく下げ、代わりに米国債券の比率を増やし、加えて新たにハイイールド債券に投資を行い4資産の構成とする変更を行い、市場全体への警戒感を更に高めていました。

※円グラフの各数値は小数第2位以下を切り捨てて表示しているため、表示上の数値を合算しても100%にならず誤差が生じる場合があります。表示の投資配分はリバランス実施時に目標とする比率であり、実際の運用では市場変動等の影響により表示の比率と乖離が発生することがあります。

このような投資配分とした背景に関する当社の考察は2024年3月のリバランスレポート<ROBOPRO 2024年3月の投資配分(3月1日変更実施)>を、現在の投資配分は<ROBOPRO 2024年4月の投資配分(4月1日変更実施)>をご参照ください。

金の上昇がパフォーマンスを牽引

3月はROBOPROの投資対象である8資産がすべて上昇しました。そのような市況の中でROBOPROは一番上昇した金を約25%保有していたことがプラスに寄与し、3月の月間パフォーマンスは+4.14%となりました。

リリース来のパフォーマンス

以下の折れ線グラフは「ROBOPRO(※3)(深緑線)」、「TOPIX(灰色線)」、そして「一般的なロボアドバイザー(※4)(緑線)」の比較グラフで、開始点はROBOPROがサービスをリリースした2020年1月15日です。

ROBOPROの運用実績は下のグラフのように推移しており、リリースされた2020年1月15日から3月28日の期間で見ると、3月28日時点で+75.84%(※3)となりました。

また以下は、直近1か月、3か月、6か月、1年、3年およびROBOPROのリリース来のパフォーマンス比較です(※5)。

1か月3か月6か月1年3年ROBOPRO
リリース来
ROBOPRO+4.14%+9.56%+13.00%+22.28%+46.48%+75.84%
一般的な
ロボアドバイザー
+3.90%+12.69%+17.07%+30.46%+49.05%+67.01%
TOPIX+2.80%+16.24%+18.39%+37.30%+40.77%+58.90%
※3 ROBOPRO運用実績について
サービス開始当初(2020年1月15日)から表示日まで、または表示している期間において、ROBOPROサービスに投資していた場合のパフォーマンスです。運用手数料を年率1.1%(税込)徴収し、リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定して計算しています。分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れ、リバランスにより再投資したと仮定して計算しています。分配金やリバランス時の譲渡益に係る税金は考慮していません。小数第3位以下を切り捨てて表示しています。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。
※4 「一般的なロボアドバイザー」の運用シミュレーションについて
「一般的なロボアドバイザー」とは、利用者がリスク許容度に応じて設けられている複数の運用コースの中から一つのコースを選択し、一般的な運用アルゴリズム(ノーベル賞を受賞した理論に基づき、金融機関において広く使われている平均分散法を採用。平均分散法における期待リターンはCAPMを用いて算出。)を用いて自動で運用を行う投資一任サービスのことを指します。本運用シミュレーションは、一般的な運用アルゴリズムでROBOPROと同じETFを運用したと仮定したシミュレーション結果です。リスク許容度はやや高めとし、5%~40%の保有比率制限を設けて最適ポートフォリオを算出しています。運用手数料を年率1.1%(税込)徴収し、リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定し、分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れリバランスにより再投資したと仮定して計算しています。分配金やリバランス時の譲渡益に係る税金は考慮していません。小数第3位以下を切り捨てて表示しています。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。
※5 1か月、3か月、6か月、1年、3年のパフォーマンスは、それぞれ直近Nか月前およびN年前の資産の評価額と2024年3月28日における評価額を元に計算しています。ROBOPROリリース来のパフォーマンスは、2020年1月15日の資産の評価額と2024年3月28日における評価額をもとに計算しています。表示している割合は年率ではありません。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

(参考)2024年3月のマーケットを振り返る

  • 2024年3月の世界の株式市場を振り返ると、米国ハイテク企業の業績への期待の高まりや、欧米の中央銀行の金融政策が利下げに向かうとの観測が好感されたことなどで、欧米を中心に上昇基調となり、欧米などの株価指数が繰り返し最高値を更新する展開となりました。
  • 為替は、上旬から中旬にかけて日銀によるマイナス金利の解除観測から円高になる局面がありましたが、月末にかけて再び円安・ドル高傾向となりました。
【米国市場概況】
(現地通貨ベース)
代表的な指数2024年2月末値2024年3月末値前月末比
S&P 5005,096.275,254.35+3.10%

米国株式市場の指標であるS&P500は上旬、ハイテク株の上昇や米経済のソフトランディング(軟着陸)期待から上昇する局面もありましたが、中国経済の減速や米中関係への懸念などから小幅な推移となりました。
中旬も一時的に上昇する局面はあったものの、根強いインフレ懸念で長期金利が上昇したことなどが重石となり、一進一退の推移となりました。
下旬には、FOMC(米連邦公開市場委員会)で年末に向けた利下げ姿勢が維持されたことや経済成長見通しが上方修正されたことなどが好感されて上昇し、連日最高値を更新しました。四半期末を控え、高値への警戒感などから持ち高調整の売りが優勢となり下落する局面もありましたが、最終的に前月比+3.10%となりました。

【先進国市場概況】
(現地通貨ベース)
代表的な指数2024年2月末値2024年3月末値前月末比
TOPIX2,675.732,750.81+2.80%
ストックス欧州
600指数
494.61512.67+3.65%

日本株式市場の指標であるTOPIXは、米ハイテク株高などを受け上昇しましたが、日銀による金融政策の正常化観測が強まり、上旬から中旬にかけて一進一退の推移でした。その後日銀はマイナス金利解除を決定するも、緩和的な金融環境が当面続くとの見方が広がったことなどから上昇、約34年ぶりの高値を記録しました。しかし月末にかけて米株安などが重石となり反落し、最終的に前月比+3.47%となりました。

欧州株式市場の指標であるストックス欧州600指数は、ECB(欧州中央銀行)の政策金利据え置きなどが好材料となり、上旬から中旬にかけて上昇基調となりました。その後一時的に下落しましたが、FOMCの結果が好感されるなどで上昇して最高値を更新、最終的に前月比+3.65%となりました。

【新興国市場概況】
(現地通貨ベース)
代表的な指数2024年2月末値2024年3月末値前月末比
上海総合指数3,015.173,010.66-0.14%
インドSENSEX72,500.3073,651.35+1.58%

中国株式市場の指標である上海総合指数は上旬、米中関係の悪化懸念が嫌気される局面はありましたが、当局の経済支援策への期待から堅調に推移しました。中旬に入っても景気対策への期待が下支えしましたが、利益確定売りなどもあり、一進一退の動きでした。下旬は、米中対立や当局による規制強化懸念が重石となりましたが、月末に景気対策期待などで反発し、最終的に前月比+0.86%となりました。

インド株式市場の指標であるインドSENSEXは上旬、内需拡大や経済成長への期待から上昇基調となりました。中旬から下旬にかけては、経済指標の悪化などの影響で軟調に推移しましたが、月末には再び経済成長への期待が高まり小幅に上昇し、最終的に前月比+1.58%となりました。

【為替・その他】
代表的な指数2024年2月末値2024年3月末値前月末比
ドル/円 為替レート149.98151.38+0.93%
米国10年債利回り4.25024.2003-0.0499pt

ドル・円為替相場は、上旬から中旬にかけて米長期金利低下に伴う日米金利差の縮小や、日銀がマイナス金利を解除するとの観測から円高・ドル安になりました。その後月末にかけては円安・ドル高傾向となり、最終的に前月比で0.91%円安・ドル高が進みました。

米国10年債利回りは上旬、米国の経済指標が市場予想を下回ったことなどから低下しました。しかし中旬には2月の米消費者物価上昇率が市場予想を上回り、FRB(米連邦準備制度理事会)による利下げ期待が後退し上昇しました。下旬はやや低下傾向となり、前月比では僅かに低下して終えました。

また米国金利の低下期待が持続したことから、金利がつかない金の相対的な投資妙味が高まり金価格は大きく上昇しました。

各指数等のデータはBloombergが提供する値を用いています。表示されている値(米国10年債利回りを除く)は、小数第3位以下を切り捨てています。

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